多くの車に装備されているプライバシーガラス。軽自動車から輸入外車まで、プライバシーガラスを標準装備する車が増えました。
各自動車メーカーがプライバシーガラスを採用する理由として、以下が挙げられます。
・車内の温度上昇を抑制し、エアコン効率Upによる燃費改善
・紫外線と遠赤外線の流入を抑制
・プライバシー保護
車を購入する時点でプライバシーガラスが標準装備されていることが多く、カーフィルム業者によるスモークフィルムの施工が少なくなっているかもしれません。
なお、日本車と輸入車に関わらず、車種によってはプライバシーガラスが未装備。あるいは、車種によっては、プライバシーガラスの色が薄いケースもあります。
オーナーの好みによっては、カーフィルムの施行を検討することでしょう。
カーフィルムの施工
自分がリヤガラスにフィルムを貼った時、フィルムを分割カットして貼ってみたものの、なかなか難しかった記憶がある。
その点、ハッチバックやワゴンの方が施工しやすい。
プライバシーガラス、スモークフィルムのメリット&デメリット
メリット
デメリット
フロントガラス、フロントサイドガラスの可視光線透過率は70%以上
フロントガラスと運転席、助手席側のドアガラスの可視光線透過率は70%以上、必要。後席ドアガラスとリヤガラスには、可視光線透過率の規定はありません。
可視光線透過率「0%」・・・真っ黒
可視光線透過率「100%」・・透明
運転席と助手席のドアガラスにフィルムを貼る前の注意点
運転席と助手席のドアガラスに貼り付け可能なUVカットフィルムが流通しています。
道路運送車両の保安基準の第29条(窓ガラス)第1節第39条、3-七に「装着され、貼り付けられ、又は塗装された状態において、透明であるもの。この場合において、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分にあっては可視光線透過率が70%以上であることが確保できるもの」
とあります。
つまり、運転席と助手席のドアガラスに透明のUVカットフィルムを貼ったら即、違法という意味ではありません。窓ガラスとフィルムを合わせて、可視光線透過率が70%以上、必要であるという意味。
しかし、ドアガラスとUVカットフィルムの組み合わせによっては、可視光線透過率が70%以下になってしまう場合もあるようです。これは違法ですし、車検に通らなくなります。
車種によって、ドアガラスそのものの可視光線透過率に違いがあるため、話がややこしくなってしまいます。
DIYで運転席と助手席のドアガラスに透明のUVフィルムを施工する前に、専門の施工業者で相談と施工をおすすめします。
スモークフィルムの貼り方
リヤガラスに貼る場合は、この動画が参考になるかと。