2020年2月、我が家のCクラスC200(W204)が4回目の車検を迎えました。
車検はヤナセで実施。
今回、ディーラーにW204を預けた期間は4日間。というのも、リコール修理があったため。
リコール修理内容として、油圧カムシャフトアジャスターとタカタ製エアバッグの交換。なかなか大変なリコール修理だったようです。
なお、W204は納車から年数は経過しているものの、年間走行距離が非常に少なくトラブルは皆無。ボディとシャーシー、足回りのガタピシ感は皆無。
車検整備の内容は消耗部品の交換のみで完了しました。
車検、法定2年点検の内容、整備費用
作業内容、部品名 | 時間、数量 | 金額
(税込) |
法定2年点検 | 4.2H | 46,200 |
エンジンオイル
5W-40(229.3) | 6.0L | 12,540 |
オイルフィルター | 1 | 2,640 |
ワイパーブレード | 左右 | 9,240 |
エアコンフィルター | 1 | 8,261 |
工賃 | 0.1H | 1,210 |
エアクリーナー | 1 | 6,292 |
工賃 | 0.3H | 3,630 |
ブレーキフルード | 1.0L | 2,970 |
パーツクリーン | 1 | 1,760 |
工賃 | 0.1H | 1,815 |
諸費用明細 | ||
車検代行手数料 | – | 11,000 |
完成検査料 | 0.8H | 9,350 |
印紙代(※1) | – | 1,200 |
自賠責保険料(※1) | 24ヶ月分 | 25,830 |
重量税(※1) | 1t超~1.5t | 24,600 |
低走行距離値引き | – | -9,240 |
合計金額 | – | 160,508 |
(※1)課税対象外
ヤナセ・ディーラーで車検を受けると、法律で定められた点検項目 + ダイムラー社が指定する点検項目のチェックを受けます。一般の整備工場より車検費用が高めになるものの、安心を買うことができます。
リコール修理の内容
今回、リコール修理の内容として、油圧カムシャフトアジャスターとタカタ製エアバッグの交換を実施。
車検のためディーラーにW204を持ち込むと、女性担当者の開口一番、リコール修理の話があり少々、驚いてしまいました。
リコール修理内容はこちら。
油圧カムシャフトアジャスター交換
リコール内容として、CクラスW204の走行距離が伸びてくると、エンジン始動時に異音が発生し、エンジンチェックランプが点灯するとのこと。
ネット検索すると、「油圧カムシャフトアジャスターの交換で16万円!20万円!」などの記事がヒットします。
メルセデス・ベンツ日本株式会社は2019年(令和元年)9月3日、国土交通省へリコールを届け出ています。
対策番号:外-2872
不具合の内容
ガソリンエンジンの油圧カムシャフトアジャスターのロック機構の材質が不適切なため、耐久性不足。最悪、エンジン始動時に異音が発生し、エンジン警告灯が点灯。排出ガス規制値をクリヤしなくなる恐れ。
改善の内容
全車両、油圧カムシャフトアジャスターを対策品に交換。
対象車両
2009年(平成21年)12月21日~2012年(平成24年)11月24日の期間、輸入されたメルセデス・ベンツCクラス(W204)。CクラスW204の中には、リコールに該当しない車両もあります。
詳細はリンク先にて。
タカタ製エアバッグ交換
タカタ株式会社はエアバッグのみならず、シートベルトでも有名なグローバル企業でした。
メルセデス・ベンツやBMW、フォルクスワーゲンなどの欧州車からアメ車、日本車まで幅広い車種にタカタ製エアバッグが搭載されていました。
しかし、タカタ製エアバッグの不具合が相次いで判明し、リコールが続出したのは、まだ記憶に残っているのではないでしょうか。
さて、管理人は遠い昔、シルビア(PS13)にイタルボランテやMOMO製ステアリングを装着していたこともあり、ステアリング交換はさして大変な作業ではありません。
今回、ステアリングホイールのエアバッグ交換に要する作業は、それほど大変なものではないと察します。
問題は助手席側のエアバッグ交換。ダッシュボードを外しての交換作業ということもあり、これはメカニックの方にとって、かなり大掛かりな作業であったと推測します。
車検整備内容
今回、4回目の車検時のODOメーターの距離は38,800km台。2019年の1年点検時の走行距離は36,000km台。年間走行距離は2,000kmほど。
C200の走行頻度が非常に少ないこともあり、消耗部品の交換内容も常識的な範囲内でした。
エンジンオイル交換、エレメント交換
年間走行距離が少なくても、年に1度のエンジンオイル交換を実施。
エンジンオイルは、いつもの5W-40「229.3」。オイルフィルターを交換し、総オイル量は6.0L。
ブレーキフルード交換
ブレーキフルードは車検毎に交換。年間走行距離が少なくても、ブレーキフルードは吸湿性があるため、定期交換が必要な作動油。
ワイパーブレード交換
2年に1度のワイパーブレード交換を実施。年間走行距離が平均的であれば、1年に1回のワイパーブレード交換でもいいでしょう。
エアコンフィルター交換
エアコンフィルターは消耗部品。
エアクリーナエレメント交換
エアクリーナエレメント交換も消耗部品。
最後に
4回目の車検整備は至って常識的な内容でした。W204のエンジンから5速AT、デフにかけてのパワートレインは極めて好調。エンジンは相変わらず、タクシー並にとても静か。電装系も問題無し。
ディーラーにW204を4日間預けて、その間、代車としてCクラスW220d AMGライン/W205をお借りしました。2018年、W205はマイナーチェンジを受けて後期型になりました。
メルセデスのマイナーチェンジはフルモデルチェンジに近い、ビッグマイナーチェンジで商品性を大幅に高めてくるのが伝統。
代車のW220d/W205の完成度が素晴らしく、レビューを別記事でアップロード済みです。
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