2020年の10月、管理人がメルセデス・ベンツCクラスC200, W204のエンジンフードを開け、何気なくウォッシャータンクのキャップを開けたところ、水面が見えない状態。
「あー水が無いね」
と軽い気持ちでウォッシャータンクに水道水を補充したのです。
そして、1週間後、再びエンジンフードを開け、ウォッシャータンクをチェックしたら、再び水面が見えない状態。
「?」
「ウォッシャーを使っていないのに何故?」
疑問を抱きつつ、再びウォッシャータンクに水道水を補充したのでした。
ウォッシャータンクからウォッシャー液漏れ
ウォッシャータンクに水道水を補充した翌日、ウォッシャータンクの下回りを確認すると、ガレージのコンクリート床が水で濡れているのを発見。
「Um?」
もしかして?と思いつつ、その時は再びウォッシャータンクに水道水を補充したのです。
翌日
ウォッシャータンクに疑いを抱いている管理人は翌日、再びウォッシャータンクのキャップを開けたところ、水面が見えません。
「これは、ダメかも?」
そこで、ヤナセに向かい、店内の女性社員に声をかけてウォッシャータンクの現状を伝えたのでした。
ヤナセで点検
その日は土曜日だったこともあり、ディーラーの来客数は多め。いただいたHot coffeeを飲みながらマガジンに目を通していると、30分ほどで女性担当者から説明がありました。
説明内容として、やはりウォッシャータンクからウォッシャー液が漏れているとのこと。詳細な原因は定かではないため、W204をお預かりして点検、修理をさせていただきたいとのお話。
2021年の2月にW204の1年点検を予定しているため、その時に合わせてウォッシャータンクの点検をしてもらおうと思い、その日はディーラーを後にしたのでした。
一晩でウォッシャータンクが空になる
管理人はウォッシャーを使う頻度が少ないものの、タンクに水を充填しても一晩で空になってしまうと、意外と不便であることに気付かされます。
もし、W204のウォッシャータンクに穴やひび割れが入っているとなると、タンクの交換作業自体、たいして大がかりな作業ではありません。
管理人の自宅からヤナセまで少々、遠いため、近隣の整備工場で修理できないかと思いを巡らせながらネット検索してみました。
車で10分ほどの場所に整備工場が見つかり、メールで問い合わせたところ、2日経過しても1社目からは反応無し。そして翌日、2社目からメール返信が届きました。
そこで、その整備工場へ電話で問い合わせしたのです。
欧州車を得意とする整備工場
ネット検索したところ、2社目の整備工場のオフィシャルサイトには、欧州車専用テスターを完備しているとの記載がありました。
「じゃ、いけるかも?」
と思い、電話で問い合わせをしてみたのです。
そして、1週間後に予約を入れたのでした。
予約当日
予約当日、整備工場の社長さんにウォッシャータンクの状況を説明。フロントバンパー下側からポタポタとウォッシャー液の漏れを確認できました。
そこで、工場にW204を預けて代車で帰宅したのでした。
予約日の翌日
予約日の翌日、整備工場からSMSメッセージを受信。
リフトでW204を上げて、ウォッシャータンクにアクセスしたところ、間違いなくタンクからウォッシャー液の漏れを確認したとのこと。
ベストな選択はウォッシャータンクを交換。ポンプは正常とのこと。
そこで、タンク交換を依頼したのでした。
2日後
予約日から2日後、整備工場からSMSメッセージを受信し、ウォッシャータンク交換が完了したとのご連絡。
そこで、当日の夕方、代車に乗り整備工場へ向かったのでした。
ちょっとエンスーな整備工場
整備工場の社長さんの話によると、元ヤナセのメカニックの方。
欧州車をこよなく愛しているエンスーな方のようで、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンのテスターを完備しているとのこと。
ご存知、今や車体の各部にコンピュータとセンサーが設置されている時代。電装系の設計が複雑な欧州車を点検、整備する際、専用テスターが無いと、お話にならない時代。日本車も同様です。
東京、大阪、名古屋圏で欧州車の専用テスターを完備する一般の整備工場は普通に存在します。しかし、それ以外の県で専用テスターを完備している整備工場はディーラー以外、多くはありません。
そのような背景があり、自宅からヤナセまで遠い場合、ちょっとした点検や修理でいちいちディーラーまで赴くのは不便さを感じます。
そこで、その隙間を埋めてくれるかたちで、自宅周囲に欧州車に強い整備工場が立地していれば心強いのです。
やはり、欧州車を好む整備工場ということもあり、社長さんとの間で雑談に花が咲き、ディーラーより小回りの利く修理やパーツ入手もお手のものとのことでした。
人生初のウォッシャータンクトラブル
管理人が今まで日本車を所有してきて、ウォッシャータンクに穴やひび割れが入り、ウォッシャー液が漏れてしまうトラブルを聞いたことがありませんし、経験もありません。
メルセデスの場合、ウォッシャータンク下部のグロメットが劣化してウォッシャー液が漏れるケースはあるものの、ウォッシャータンク本体からの水漏れは人生初の経験。
整備工場で取り外された旧ウォッシャータンクを観察したところ、タンクのひび割れではなく、ぽっかりと穴が開いたわけでもありません。
整備工場の説明によると、タンクの表面一部に凸凹した部分があり、そこからウォッシャー液が滲み出てくるとのこと。グロメットは正常。
今まで、バンパー下部が縁石などにヒットしたことは1度も無く、ウォッシャータンクの経年劣化なのか、タンク成型のクオリティが今一つだったのか何とも不明。
もしかして、2020年の夏も猛暑日が続いたため、高熱を帯びた路面の照り返しが原因でウォッシャータンクの劣化が加速したのかもしれません。
修理費用
ウォッシャータンクのパーツ代金は11,700円(税別)。グロメット等のショートパーツ類が1,600円(税別)。消費税をプラスして合計、約15,000円弱。
それらにプラス、脱着工賃が加算されます。
最後に
今回、マイカーCクラスC200, W204の初トラブル。
Googleで[ベンツ w204 ウォッシャータンク 液漏れ]と検索すると、メルセデス・ベンツのウォッシャータンクからウォッシャー液漏れの記事が複数ページヒットします。
メルセデスのウォッシャータンクは年数経過により、経年劣化が進むケースがあるようです。
あと、
・ウォッシャータンクのグロメット不良が原因によるウォッシャー液漏れ
・ウォッシャーホースとポンプとの接続部コネクターから液漏れ
もあるようです。
ウォッシャータンクのトラブルはなかなか不便なもの。
車検時、フロントガラスのウィンドウ・ウォッシャー液とワイパーは検査を受けます。ウォッシャー関連のトラブルに気付いたら、早めに対処したいものです。